自分がやってるのは束縛?どこからが束縛になるのか気になる

自分がやってるのは束縛?どこからが束縛になるのか気になる
相談内容

付き合っている彼女のことが大好きで、つい色々気になってしまいます。
『今日は誰と会ってたの?』『なんでLINEが既読にならないの?』と聞いてしまうこともあります。
自分としてはただ不安だから確認したいだけなんですが、正直、どこからが束縛になるのかわからず不安です。
(相談者:学生/20歳/男性)

時間の無い方向け要約!
  • 診断
    • 束縛=相手の自由を削って自分の安心を得ようとする行為
    • 確認だけと自分は思っていても相手からすると束縛なんてことはざらにある
  • 処方①
    • 相手を制御しようとする衝動にブレーキをかけられるようになるべし
    • 不安を感じてもすぐ言葉にせず、一呼吸おくこと
  • 処方②
    • お願いと強制は別物だとしっかり理解すること
    • 自分的には単なる希望・要望だとしても命令口調になった瞬間に束縛になる
  • 処方③
    • 不安は自己管理すべし
    • 自分の不安を彼女に処理させず、自分の中で解消する努力をすること
  • 結論
    • 束縛とは愛情ではなく自己都合の不安処理
    • 長続きするために大切なのは相手を縛ることではなく、自分を律すること
目次

診断:相手の自由を自分の安心のために縛った瞬間からが束縛

まず大前提として、恋愛において相手のことが気になったり、不安になったりすること自体は普通であり、ここまでは何の問題もありません。

しかし問題は、それを相手にぶつけて自分の安心のためにコントロールしようとしてしまうこと。

ゆい先生

ここからは完全に束縛が始まっています。

どこからが束縛なのか…一言で説明します。

相手の自由を削ってまで自分の不安を解消しようとする行為=束縛

具体例を挙げてみましょう。

これをやってたら束縛です
  • LINEの返信が遅いと責める
  • 友達との外出に許可を求めさせる
  • 異性との交流をすべて禁止する
  • SNSの投稿や交友関係を監視する

上記は典型的な束縛ですね。

多少状況が違っていたとしても、近しいことをしていたら束縛だと思ってください。(電話をかけたら3コール以内に出ないと怒るなど)

これらの行動を実際にやっているという人は、付き合っているのだからこれくらい…と思っているかもしれません。

が!相手からすると「信用されていない」「監視されている」という不快感になるわけです。

ゆい先生

愛情表現のつもりかもしれませんが、されている側からしたら息苦しさしか感じません。

つまり境界線は、「自分が安心するために、相手の自由を削っていないか」。
ここに気づけるかどうかが束縛男になるかどうかの分かれ道です。

あなたのための処方箋

  • 相手の行動を制御しようとしてはいけない
  • お願いと強制は別物と理解すること
  • 自分の不安は自分で管理しよう

相手の行動を制御しようとしてはいけない

まず、いくら付き合っているからと言って相手の行動を制御しようとするのはやめましょう。

気持ちがあるからこそ、相手の気になる言動があった時に「なんで返事が遅いの?」「誰と会ってたの?」と聞きたくなる気持ちはわかります。

しかしそれを口にした時点で、女性側は監視されているという感覚になってしまうんですよね。

なので今回の質問者さんの場合、残念ながら自分にそのつもりはなくても、束縛になっているのは間違いありません。

相談者

でも彼女は特に嫌そうにしてないし、ちゃんといつも答えてくれてる…それでも束縛になるの?

ゆい先生

最初だからまだ多めに見てくれているか、気にしないように相手が努力してくれているだけです。嫌がられないのは今だけです、今だけ!

徐々にあなたの言動が彼女のストレスになり、彼女が塩対応になっていく未来が目に見えています。

そうならないために大切なのは、自分の不安をそのまま行動に出さないこと。

不安を抱えたときは一呼吸おいて、自分が言おうとしていることが本当に言う必要があるのか考えてください。

よく考えてみたら、言おうとしていること・しようとしていることの9割は自分の安心のためであり、相手してみたら束縛だということがわかるはず。

お願いと強制は別物と理解すること

束縛男は自分の希望を相手への強制に変えてしまう習性があります。

具体例を挙げてみましょう。

OKパターン
👨「夜遅く帰ると心配だから連絡してほしい」

束縛パターン
👨「夜は絶対出歩かないでね」
👨「夜出歩くときは必ず電話つなげてて」

つまりは伝え方の問題ですね。

お願いなら相手からしても「配慮してくれている」と受け止めてもらえますが、強制になると自由を奪われていると感じてしまい、イコール束縛という認識になります。

あとは相手にお願いする内容が、相手にとって負担のかかることであればそれも束縛だということを忘れてはいけません。

自分が言おうとしている内容がお願いなのか、それとも命令なのか。
相手にとって負担のかかることではないかどうかも含め、口にする前に必ず確認してください。

自分の不安は自分で管理しよう

束縛に走る男性の多くは、自分の不安を相手に処理させようとしています。

言い方を変えれば「俺を安心させてくれ」という態度を取っているわけです。

ゆい先生

これは恋愛において最も嫌われるパターン!

恋愛関係は相互の信頼で成り立つものであり、不安は自分で処理するのが基本。

不安な気持ちが独り歩きしてしまいそうになった時は趣味や仕事に打ち込んで自分の時間を充実させたり、筋トレをして自己肯定感を高めたりといった努力をして、相手に依存しない心の余裕を作るのです。

不安を自己管理できる男性は女性に安心感を与える存在になれますが、自分の不安を全部彼女に処理させようとする男性は確実に距離を置かれるでしょう。

ゆい先生のひとことアドバイス

特に若い年代の人たちが勘違いしがちですが、束縛=愛情ではありません。

束縛は結局、自分の不安を相手に押しつけているだけで、そんな関係性が長続きするはずがありません。

ゆい先生

私も昔は束縛されても「これは愛情!」と自分に言い聞かせて耐えていた時期がありましたが…1か月たつ頃には間違いに気が付きあっという間に別れました(笑)

彼女のことを本気で大事に思うなら、自由を与える覚悟と余裕を持ちましょう。

あなたがやるべきは彼女をコントロールすることではなく自分の不安をコントロールすることです(笑)

ゆい先生

結論!束縛は愛情を深めるどころか、逆に関係を壊すだけの身勝手な言動!

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この記事を書いた人

夜の世界で数多くの恋愛模様を見てきた経験と、恋愛心理学の学びを掛け合わせ、恋に悩む人へ“気づきの処方箋”を届けています。
優しく寄り添いながらも、ときに毒舌で本質を突く
それが私の診察スタイルです。

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